シンガポールのマナー

2022年12月12日2023年3月1日

マナーというのは、国によって大きく違います。なかでも、シンガポールはマナーに厳しい事で有名です。たとえ旅行者といえど、マナー違反をすれば罰金を払うのが原則となっているのです。

なぜここまで厳しいの？と言われますが、これには理由があります。シンガポールではいろいろな宗教の人を受けて入れているため、住民同士が宗教のルールを優先しようと他の宗教や無宗教者に迷惑がかかるということでルールを設けたのです。

特にシンガポールは、街の景観に関するマナーが大変厳しいです。

シンガポールへ行く前には、何がマナー違反にあたるのかチェックしておくといいでしょう。ですが、何がマナー違反を下さいになるのでしょうか？日本との違いは？もし、マナー違反をしてしまったら？

ここでは、シンガポールのマナーについて詳しく解説します。

シンガポールで気を付けること

ここでは、シンガポールで気をつけたいマナーについてそれぞれ解説します。

道路の横切り

つい近いからと、横断歩道以外の道を横切る事ってありますよね。もしシンガポールでこの行為を行ったら、法律違反になってしまいます。どんなに遠回りになろうとも、ちゃんと信号機がある横断歩道を渡るようにしましょう。

チューインガムを噛むのはダメ

シンガポールでは、チューインガムを噛むのはマナー違反です。なぜなら、チューインガムを道端に吐き出す人がいるからです。道路が汚く見えるため、シンガポールでは禁止となっています。持っているだけでも注意される事もあるため、シンガポールへ行く際には荷物にチューインガムがないか確認しておきましょう。

公共交通機関での飲食はダメ

地下鉄などの交通機関に乗った時に、お菓子や飲み物を口にする人もいるでしょう。ですが、シンガポールではかなりのマナー違反となってしまいます。

ドリアンの持ち込みはダメ

意外なところでは、ドリアンの持ち込みがマナー違反になる事です。シンガポールといえばドリアンなのに。そう思う人もいますよね。ですが、交通機関やお店ではドリアンを持ち込む事を禁止する場合が多いのです。原因は、あの独特の臭いです。周囲に迷惑がかかるためやめておきましょう。

お酒を飲んでいけない時間がある

他の宗教の中にお酒を禁止する時間があり、公共の場でお酒を飲んではいけない時間帯が存在します。22時半～朝7時は公共施設ではお酒を飲むことは出来ず飲むと罰金です。これは、他の宗教で公共の場でお酒を飲むことが許されないがゆえです。

トイレは流さないとダメ

衛生面に問題が出るため、水を流さないと病気が蔓延するということから、絶対に流すという方向のルールです。

他にも、シンガポールには様々なマナーがあります。旅行に行く前には、しっかり確認しておきましょう。

日本とシンガポールのマナーの違い

日本とシンガポールでは、マナーが違う事が多々あります。日本では、麺類を食べる時には音を立てても問題はありません。ですが、シンガポールでは食べる時に音を立てるのはマナー違反となります。

麺類を食べる時には、レンゲに乗せて口に運ぶようにしましょう。また、シンガポールでは食器を持ち上げて食べる事もマナー違反です。日本とは食事のマナーが逆になる事が多いので、気をつけるようにしましょう。

また、日本では夜中に外でお酒を飲む事もありますよね。ですが、シンガポールでは夜中に公共の場で飲酒をする事が禁止されています。どんなに気分が盛り上がったとしても、注意するようにしましょう。

そして、誰かに物を受け渡す時には左手を使わないようにしましょう。イスラム教徒が多いシンガポールでは、左手は不浄の手とされています。左手で物を渡すのは日本では当たり前でも、シンガポールではかなり失礼にあたります。できるだけ右手を使うように心がけましょう。

日本の場合、マナーというのは、見てくれを良くするためにしてはいけないこと、しても許されることと考えます。ですが、シンガポールの場合、他の宗教とぶつかってしまい、問題に発展することもあります。

マナーというのはシンガポールでは法律に近く、守らないと処罰されてしまうのです。

マナー違反をしてしまったら？

シンガポールで万が一マナー違反をしてしまったら、罰金を支払うのが決まりです。金額は、違反したマナーによっても違いがありますが、数万円から数十万円とかなり高額です。気をつけるようにしましょう。

2回目は1回目の罰金の2倍になります。罰金が重いかについては理解してもらえるでしょう。例えば、罰金6万円であれば次は12万円です。

再犯を繰り返しすると、この人は学習能力がないと思われ、今度は罰金ではなく留置所域という方向になります。罰金を払っていれば文句はないだろうという考えは捨てるべきでしょう。

また、壁に落書きや破壊行為をした場合は罰金だけではありません。禁固刑が課せられる場合もありますし鞭打ちの刑になる事だってあるのです。過去、外国人の旅行者が落書きをしたために鞭打ちの刑にあった事もあるのです。日本ではマナー違反をしてもここまで厳しい罰則はありませんが、シンガポールでは厳罰の可能性があるのです。

なぜ、シンガポールがここまでマナーに厳しいのかというと、それは多民族国家である事が関係しています。

シンガポールには、中国系やインド系、マレー系といった様々な民族が生活しています。生活スタイルや宗教の違う国が一緒に暮らす事は、秩序を崩してしまうおそれがあります。そのため、罰則が厳しいのです。この罰則のおかけで、シンガポールは美しい国になったのです。

マナー違反をしたことについて知らないと言い切るのもダメで、シンガポールは町中にカメラがあります。普通に相手側の警察官が証拠品を持ってきていて証拠品を見せられるため、マナー違反については知りませんでしたは通らないです。

なお、観光客でも１回目は知らなかったが許されますが何回も繰り返すと普通に逮捕されるため、知らなかったは通用しないでしょう。