食べてみたい!マレーシアで有名な料理!19選

海外に行ったら、やっぱりその国の名物は食べておきたいですよね。

マレーシアで有名な食べ物っていったらなんでしょう?

日本でもマレーシア料理はあまり見かけませんよね。

常夏の国マレーシアは他民族国家であり、マレー系、中華系、インド系の人たちがそれぞれの言語や文化に敬意を払いつつ暮らしています。そんなマレーシアには日本人にもおすすめできる屋台ソールフードがあり、その中にはサテーやナシレマ、そしてナシゴレンがあります。その他の食べ物の種類も豊富です。

こうした料理は、朝の市場や道路沿いの屋台で販売しており、地元の人たちに欠かせない食事を提供してくれています。ではそれぞれにはどのような味や特徴があるのでしょうか。

どんな料理かわかれば、食べる時にも安心ですよね。

目次

マレーシアで有名な「米料理」

マレーシアのコメはインディカ米で、パラっとあっさりしています。そのため、箸で食べるのは少し不向きかもしれません。

ご飯とおかずを混ぜて食べることが多く、料理も多彩です。青く色付けしたご飯もあり、日本とは違う食文化を味わってみるのもいいでしょう。

ナシレマ

ナシレマ

ナシレマも、マレーシアを代表する料理であり、主に朝食として多くのマレーシア人が屋台で買い、食事を楽しんでいます。また、機内食やホテルの朝食にナシレマが並ぶ事も多いです。

ちなみにナシレマは、Nasi Lemakというマレー語になりますが、ナシというのは「米」を、「レマ」というのはココナッツミルクを意味します。つまり、ココナッツミルクで炊いたご飯の事なのです。

そしてそのごはんに、サンバルソース、生のキュウリ、ゆで卵、そしてピーナッツや小魚が入っており、これらを混ぜて食べることができます。

ナシレマは、市場でも、レストランでも、どこでもメニューとしてあるほどマレーシア人に愛されており、気軽に持ち帰りができるのも人気の理由の1つです。

しかもナシレマは、マーケットなどで購入すると2RMつまり60円ほどであり、ごはんの量はやや少ないものの、この金額で食事が食べられるという実に経済的な料理なのです。

そしてサンバルソースですが、ほとんどが自家製であり、この激辛ソースの味わいがナシレマのおいしさを大きく左右します。

また、現地の人は様々なおかずと組み合わせて食べるのが一般的です。マレーシアでナシレマを食べる時には、好きな料理を注文して一緒に食べるのもいいでしょう。

ですが、おかずは店によっても違うため全てが同じではありません。

甘みを感じさせるご飯と、辛味があるおかず。これらが絶妙に混ざり合い、独特の風味を生み出します。

このナシレマは、バナナの葉に包まれてスーパーなどでも売っているため小腹が空いた時に食べるのもいいでしょう。

ナシゴレン

ナシゴレン

日本でも比較的知られるマレーシア料理といえば、ナシゴレンではないでしょうか。

ナシゴレンは、東南アジアであるマレーシアやシンガポール、そしてインドネシアを中心とする人気メニューであり、マレーシアではレストランメニューにあります。

ナシは「米」を、ゴレンは「油」を意味します。マレー語で「Nasi Goreng」と書きます。わかりやすく言えば、日本のチャーハンであり焼き飯ということです。

鉄のフライパンに、油を入れ、ご飯とたまご、野菜やチキンを入れて炒めるのであり、強い火力で豪快に焼くことで、独特の旨味を出します。

中華系ではナシゴレンチナという言い方をし、日本のチャーハンに近い味付けをしますが、マレー系のナシゴレンは、辛くてチリが入っています。塩分の強いナシゴレンカンポンもあり、好みで味付けを選べるのもナシゴレンのユニークなところです。

とにかく種類が豊富です。多民族国家であるマレーシアには、中国系やインド系と様々な国からの移民が生活しています。そのため、味のバリエーションも豊富なのです。

具は好みに応じてシーフードやチキン、サイドメニューがあるのも特徴です。

そしてこのナシゴレンは、お店によって味付けに違いがあります。

あっさりしているものもあれば、辛味が強いものもあるため思っていた味と違うと感じる人もいます。食べる前には使われている食材や調味料などについて確認しておくのも大切です。

ナシゴレンは、都市部では5-6RMほどであり、150円から200円ほどで食べることができるお手軽料理です。

レストランやホテルだけではなく屋台でも気軽に食べる事ができます。 マレーシアに行った際には、それぞれのナシゴレンを食べてみて味の違いを楽しむのも旅を盛り上げてくれる要素となります。

チキンライス

チキンライス

食べてみたい、マレーシアで有名な食べ物の1つがチキンライス、あるいはマレー語ではNasi Ayamという食べ物です。これは、チキンをローストしたもので、それをぶつ切りにして、ライスと一緒に出すのが定番です。

チキンの種類はいろいろあり、スチームされたチキンやロースト、そして白い塩チキン系のものがあります。

クアラルンプール近郊では、ローストチキンが一般的であり、その鶏のダシから炊いたライスがおいしく、そしてダシの利いたスープも一緒に出されます。そしてキュウリが添えられるもので、だいたい6-7RM、日本円にすれば200円前後くらいです。

盛り付け方はお店によって違い、ライスの横に添えるように盛り付けする場合もあれば、ライスの上にチキンを載せるケースもありますし、チキンだけ別の皿に盛り付けすることもあります。

また地方都市、イポーなどでは、もやしが入っており、地域によりやや違いがあります。レストランでは、そうしたチキンがぶら下がっており、注文に応じて大きな包丁で豪快に切っていきます。マレーシア料理はおいしいものが多いですが、1,2を争うほどのおすすめの料理です。

元々中国の海南省の料理で、海南鳥飯という日本で言う炊き込みご飯が独自進化して、チキンライスという食べ物になりました。

の料理は、中国料理が発祥なので、トマトケチャップは使用しません。あくまで鶏が主役で、鶏のだし汁を使用してご飯を炊きこみ、冷えた鶏肉を添えて冷えたコラーゲンが出てきている鶏肉を、ご飯の上に添えて出すという料理でした。

しかしマレーシアは、中華系民族の方以外の文化も混じっているためチリソースという考えが後に出てきてチリソースを合わせて食べることからチキンライスという別の食べ物が生まれたのです。

バナナリーフカレー

バナナリーフカレー

バナナリーフカレーとは、マレーシア代表する料理の1つで、バナナリーフを器にして食材をのせたカレーです。

なぜバナナリーフを器にするのでしょうか?これは、昔水が非常に貴重だったため、バナナの葉を器にしていたわけです。コストが安く、使い捨てにできますから。

マレーシアのバナナカレーは、南インドのカレーとよく似ていて、セットでいただく時はカレーソースだけで、鶏や魚などをトッピングするときはお店の人に言って別の注文にする必要があります。

バナナカレーを食べるときは、まず手をしっかり洗ってバナナリーフを敷いて、ご飯と野菜などを盛ってもらって

種類を選びます。

それからサイドディッシュを入れて手でかき混ぜて食べます。

マレーシアでは、魚やチキンや豆やゴーヤ、きゅうりやピクルスなどを加えたメニューが知られています。

またご飯とカレーソースは自由におかわりできるのでおなかいっぱいいただくことができます。

マレーシアのお店では一般的にセットメニューで日本円にしておおむね200円前後で提供されています。

食べ方にはコツと言うものがあり、カレーとご飯はバナナリーフの手前に置かれピクルスや煮込み野菜などは奥に並べていきます。

そしてご飯や野菜をかき混ぜて右手で食べるのがマナーですが、たまによかったらフォークやスプーンを使っても問題ありません。

食べ終わったら、バナナの葉を奥から手前に畳んでおくといいでしょう。「ごちそうさま」「美味しかったです」等の意味があります。しなくても問題はありませんが、豆知識の1つです。

ナシ・チャンプル

ナシチャンプルとは、いわば混ぜご飯であり、様々なおかずをかき混ぜたご飯で、日本で知られているトルコライスや韓国のビビンバによく似ています。

食べ方は右手でかき混ぜながら食べるのが一般的ですが、レストランなどで食べる時はスプーンやフォークで食べることもあります。

ナシチャンプルの食材は、ご飯にココナッツジュースを入れたりターメリックを入れることもあります。

それからご飯に野菜や肉や卵にピーナッツなどを加えて食べますが、肉は鶏肉を加えることが多く、インドネシアイスラム教の国なので豚肉はあまり使わず、まだヒンズー教徒が食べる場合は牛肉を使わないことがほとんどです。

それから香辛料をたくさん使って使って味付けをしたりパーマオイルを加えることもあります。

また混ぜご飯といっても必ずしもかき混ぜるわけではなく、プレートにご飯とおかずをのせて食べると言うスタイルになっています。

現地で注文するときは、並んでいるおかずの中から自由に選びますが、ご飯は白米から黄色いご飯や赤いお米やとうもろこしのご飯などから選びます。

マレーシアで有名な「肉・魚料理」

マレーシアでは鶏肉や牛肉、豚肉や、一部ではヤギの肉も料理に使われます。

イスラム教徒は豚肉、ヒンドゥー教徒は牛肉を食べません。現地の人たちと食べる機会があるのであれば、食べれないものはないか、聞いておいた方がいいかもしれませんね。分からなければ鶏肉料理を選んでおけば問題ないです。

サテー

サテー

マレーシアといえばサテーというくらい、とても有名であり、主に夕方からの屋台、ナイトマーケットで売りに出されます。サテーの特徴は、そうしたところで、炭火を使って串に刺された肉を焼くのであり、その煙がまた食欲を掻き立てます。

その始まりは、アラビア出身の移民の料理を改良したものと言われています。

サテーは、日本でいえば焼き鳥のようなものであり、いわば串焼き料理です。ちなみにサテーは、マレー語で「SATAY」と書きます。

そしてサテーは味付けされた香ばしさが魅力で、そうした焼き鳥に、ピーナッツのソースをたっぷりとつけて食べるのであり、甘くておいしいです。

しかもこの串焼きサテーは、1本1RMほどで約30円で食べることができますので、5-10本くらい注文しても、それほどの金額にはなりません。

使われている肉は、店によって違います。鶏肉が多いですが牛肉、それにマトンを使用している場合もあるため食べる前にはなんの肉なのか確認しておきましょう。

特に、マレーシアの牛肉は硬いため日本と同じ感覚で注文をすると後で後悔する事もあります。

肉は事前にレモングラスやターメリックなどに漬け込まれているため、どこかスパイシーな風味を感じさせます。このスパイシーさと甘いピーナッツソースが絶妙なハーモニーを生み出すのです。

キュウリや玉ねぎなどの野菜が添え物としてあるので、口の中をサッパリさせられます。そして、サテーに欠かせないのがクトゥパです。椰子の葉に包まれたご飯で、餅のような食感が特徴的です。

スチームボート

スチームボート

マレーシアを訪れたら食べたい中華系の料理の1つが、スチームボートです。

これは英語でSteam Boat、マレー語ではStim Botというやや短めな言葉ですが、発音はかなり似ています。このスチームボートですが、いわゆる日本での鍋を使った料理であり、鍋の中に、いろいろな具を入れて煮込み、それを箸を使って食べるというスタイルであり、中華系の人たちが、家族みんなでレストランに入り、その鍋を囲むようにして食べるという姿を見ることができます。

この鍋料理の特徴は、ステンレスかアルミの円柱状の鍋を使用して海鮮や肉を鶏がらスープで煮込む点です。煮込み上げたものをチリソースのたれで食べる、これがスチームボードです。

鍋に入れる具は、肉やシーフード、野菜、上げ湯葉、豆腐また練りものなどで、バラエティ豊かです。そして好みに応じてスープを選ぶことができるのですが、マレーシア人は辛い味付けを好みますので、赤系のチリの入ったものを選ぶケースが多いです。

やや金額は他のソウルフードを比べると高めですが、暑い国で暑い料理を汗をかきながら食べるのは良いものです。とはいえ、レストランの中にはエアコンが効いており、心地よい空調に調整されています

ロクロク

ロクロク

マラッカ発祥とされるロクロクは、サテ・ロクロクとも呼ばれています。

サテというのは、マレー語で串料理を意味する言葉です。そして、ロクロクというのは中国語が語源となっていてソースにつけて食べる事を意味します。

串に、肉や魚介類、野菜やカマボコなどを刺して茹でたもので、屋台では自分の好きな物を取ります。そして、鍋の中に自分で入れて湯がきます。

約1分ほどでして具材に火が通ったら、湯から引き上げます。そこに、甘辛いカレーソースや辛いチリソースを絡めて食べるのが一般的です。

具材やソースに関しては、屋台によって違いがあります。

なかには、醤油やケチャップなどをソースとして出してくれるお店もあるため、どんなソースがあるかを確認してから選ぶのもいいでしょう。

串焼きを連想するような形をしていますが、調理方法などはおでんにかなり近いです。

おやつ感覚で食べられるロクロクは、軽食としてもおやつとしても食べる事ができます。

バクテー

バクテー

マレーシアで多く飲まれているスープといえば、バクテーです。

マレーシアがかつて英国の植民地だった時代。中国から来た移民が作ったとされるのが発祥です。

漢字では「肉骨茶」と書くため、お茶を使用していると勘違いする人もいますが、お茶は一切使用されてはいません。

漢方医が、病弱な息子のために作った薬膳料理だとも言われていて、その栄養価の高さでも人気があり、滋養強壮の食事になります。

豚骨で取ったダシと醤油がベースになっていて、たっぷりの漢方とスパイスが入っているのが特徴です。

好みによっては、後からニンニクを入れる事もできるため味のバリエーションも楽しめます。

具材として入っている豚肉は、じっくり煮込まれているため柔らかく、スプーンで解すだけでホロホロと崩れます。

豚肉を禁止しているイスラム教徒が多いマレーシア人は、バクテーは中国系の人が主に食べる料理です。

ですが、観光客が食べる分には問題はありません。レストランや屋台などで簡単に食べる事ができます。

オタオタ

オタオタというのは、マレー語で「脳」を意味します。魚のすり身と香辛料や唐辛子などを混ぜ、バナナやココナッツなどの葉で包み炭火で焼いたり蒸したりしたもので、葉の良い香りが魚に付着して魚の臭みを取ります。

原料の多くはサバですが、エビやカニを作用したものもあります。香辛料には、ターメリックや生姜などが使われています。

約40〜50センチほどの長さで、食感はカマボコのような感じです。

オタオタは、マレーシアのあちこちで食べる事ができて、屋台では注文してから焼いてくれる事もありますし、既に焼いてあるものがテーブルの上に乗っている場合もあります。

味は、基本的にはピリ辛ですが地区によっては違いがあります。

ジョホール州のムアーという場所のオタオタが特に有名です。

オタオタは、現地の人はおやつ感覚で食べる事が多い料理です。

屋台で食事をする時には、料理が出てくるまでの間にこのオタオタを食べて待つのもいいでしょう。

異国の食べ物でありながら、どこか日本的な感じも味わえる不思議な料理です。

マレーシアで有名な「野菜料理」

マレーシアでは野菜は1年中作られています。日本とは違い四季がないためです。

日本ではあまり馴染みのないバナナの花を料理に使うこともあります。

ロティチャナイ

ロティチャナイ

マレーシアのローカルソウルフードの代表的なもの、それがロティチャナイです。マレー語でRoti Canaiと書くのですが、Rotiはパンを、Canaiは回すという意味で、屋台料理の1つです。

作り方を見るとすぐにわかるのですが、生地はパイのようで、それでもパイのようには乾燥せず、しっとりした感じです。それを平らな鉄板の上に薄く広げて、それを焼いていくのですが、何度も回しながら広げて畳むという不思議な焼き方をします。

このロティチャナイは、実にシンプルであり、カレーのルーが添えられて、それを付けながら口に入れるという食べ方です。フォークを使ったり、手でそのまま食べる人も少なくありません。

このロティチャナイですが、レストランではとても安く、お店によりますが、1-2RMつまり1枚30-60円で食べることができますので、2枚くらい注文すると良いかもしれません。

またロティチャナイは、具がなにも入っていないプレーンタイプですが、卵を入れるものや玉ねぎ、そしてバナナを入れたものなどもあり、そうした具が入ると金額も少しずつ上がります。

この料理は、マレーシアにインドの方が移民という形で流入した際に生まれた言葉で、ロティという言葉がパンでチャナイという言葉は地名らしいです。なので、インドのナンとかチャパティと同じで、作り方が若干違うという点が文化交流という形で生まれた料理です。

ムルタバ

ムルタバ

マレーシアの屋台でよく見かけるムルタバ。ムルタバは、パンケーキか、揚げパンのことでマレーシアでよく食べられています。

その発祥は、諸説ありデリー・スルターン朝のインドだとも言われています。やがて東南アジアへ広がり、マレーシアの人々に愛されるまでになったのです。

マレーシアでは、ロティ・ムルタバとも呼ばれています。ロティというのは、小麦粉を水で練って焼き上げた料理の事を指す言葉です。

この料理の面白い点は、お好み焼きのような感じで具材に一貫性がありません。小麦粉を薄く焼いたもので、見た目はパンケーキのようです。マレー風お好み焼きと称される事もあります。総菜パンだという人もいます。

挽き肉や玉ねぎ、ニンニクなどを炒めて、その具を焼いた記事に包み更に焼きます。

両面がきつね色になったら、そこに卵液を塗り更に焼きます。

味は店によって違いがありますが、カレー風味のものが多いです。

そして、食べる時には一口サイズにちぎりカレーソースに浸して食べます。

香ばしくてスパイシー、素朴ながら奥深い味がします。

屋台で香ばしい香りがしてきたら、それはムルタバの可能性もあります。ちょっと立ち寄って、現地で愛される味を堪能してみるのもいいでしょう。

パイ・ティー

見た目も鮮やかなパイ・ティーは、マレーシアでは定番のオードブル料理として知られています。

そして、現地ではニョニャ料理としても有名です。

中華圏の男性が移住し、マレーシアの女性と結婚した事で誕生したニョニャ料理は、どこか中華料理の味わいに似ているので日本人の口にも合いやすいです。

米粉で作られた入れ物に、具が入ったカップ型の料理です。

具材には、甘く煮て千切りにしたカブや人参などが使われます。そこに、錦糸卵やオニオンフライ、パプリカなどを混ぜます。

食べる時には、チリソースを上からかけて手で食べます。

甘く煮た具とピリ辛のチリソースが、絶妙な味わいを感じさせてくれます。

イスラム教徒が多いマレーシアでは、食事をする時には左手は厳禁です。片手で簡単に食べられるパイ・ティーは、ついつい左手で取って食べてしまいがちです。ですが、これはかなりのマナー違反となってしまいます。

パイ・ティーを食べる時には、必ず右手を使用するようにしましょう。

ジャントン・ピサン

マレーシアでも、日本と同じようにバナナが好まれます。ただし、日本とは違いマレーシアではバナナの花や蕾も食べるのです。

ジャントン・ピサンは、まさにその代表とも言えるマレーシアの名物料理です。ジャントンは「心臓」を意味し、ピサンは「バナナ」を意味しています。なぜ、バナナの心臓なのでしょう。

これは、バナナの花の外観から連想されて来た名前なのです。

バナナの花の外観は、色も赤っぽくてまるでハートの形によく似ています。

バナナの大きな蕾を半分に切ったものと、エシャロットやレモングラスなどで作ったスパイシーなドレッシングをかけて食べます。サッパリしているので、濃い味の料理の合間などによく合います。

パクチーなどの香草がたっぷり入っているので、異国情緒を漂わせる香りが堪能できます。

バナナの花は、現地の人でも買えない事があるぐらい貴重な食材です。

街中で見かけた時には、マレーシアの思い出に食べておくのもいいのではないでしょうか。

ピサンゴレン

ピサンゴレン

ピサンゴレンとは、油で揚げたバナナで、野菜料理というよりはおやつでしょうか。現地では屋台などで売っています。

サクサクしたカードとろりとしたバナナの中身は非常に美味しく、いちど食べたらやみつきになります。

ピサンゴレンは、バナナの天ぷらと言ってよく、調理の仕方は最初はバナナを半分に切って、水でといたホットケーキに入れてから、170度に熱した油で、きつね色になるまであげます。

それから後は、自分が食べやすい大きさに切って食べます。

ピサンゴレンは、いくつかの種類があり衣をつけて揚げるものと、衣をつけないものもあります。

マレーシアや東南アジアなどそれぞれの地域に合った食べ物となっています。

さらにマレーシアだけではなく、フィリピンやシンガポールやブルネイなどでもピサンゴレンは人気があります。

屋台以外でもレストランでも提供されていますが、レストランのメニューはジャムやチーズやチョコレートを加えて提供されています。

それから素材はバナナ以外ではプランテンと呼ばれる果物が使われることもあります。

とにかく安いく、揚げたてが最高に美味しいです。

マレーシアで有名な「麺料理」

マレーシアでは麺のことを「ミー」と呼びます。

中国由来だとは思いますが、とにかく種類が豊富。いろいろな店で食べ比べをしてみてもいいかもしれません。

ラクサ

ラクサ

マレーシアは、実は麺料理もバラエティ豊かであり、ワンタンミーやパンミーなどもさっぱりしていておいしいのですが、マレーシアといえばやはり有名なラクサです。

マレー語でLaksaというスペルであり、ラクサは地域により味付けが違う地域性の高い麺料理です。

ココナッツミルクを使ったサラワク地方のサラワクラクサやジョホールラクサ、ややすっぱさのあるペナンのアッサムラクサやカリーラクサなど、他にもたくさんあります。

ラクサの特徴は、様々なハーブやスパイスを絶妙なバランスにしているという点です。基本的にはスパイシーなテイストが多いのですが、どのスープも濃く、魚介類のダシが出ておりとてもおいしいです。

都市によりその土地で愛されている味付けのラクサがあるため、クアラルンプールだけでなく、ペナンではアッサム、マラッカであればニョニャ、そしてボルネオ半島に行く機会があるのであれば、サラワクラクサが本当におすすめであり、どれもスパイスが効いて本当においしいです。

ホッケンミー

ホッケンミー

マレーシアでポピュラーな麺料理といえば、このホッケンミーです。

福建省出身の中国人により広められたとする料理で、漢字では「福建麺」と書きます。東南アジアの国々でも多く食べられていますが、マレーシアはホッケンミーを発展させた国として知られています。

真っ黒な見た目は、濃い味を想像しがちですがそんな事はありません。味はコクがありながらもマイルドで、観光客にも食べやすいです。

この黒い色には、実は理由があるのです。マレーシアの人々は、黒い料理に食欲をそそられる傾向にあります。そのため、あえて中国醤油を入れて黒くしているのです。中国醤油は、ほんの僅かでも色が黒くなるため、しょっぱいという事はありません。

麺は弾力がある中太麺で、お米の麺を使用する料理です。具には豚肉や海老、キャベツなどが入っています。

焼きそば風に感じますが、麺は炒めるというよりも煮込みに近いため、とても柔らかく仕上がっています。屋台で見かける事が多いこのホッケンミーは、小腹が空いた時にはピッタリです。

プラウンミー

プラウンミーは、マレーシアでよく食べられる麺料理です。その発祥は、ペナンだと言われています。ペナンは、マレーシアのなかでも特に多種多様な文化が発展した場所として知られています。中華系の料理も多く広まりました。

プラウンはエビを意味し、ミーは麺を指します。見た目は日本のラーメンによく似ていますが、食感や味わいはかなり違います。

エビなどから抽出した物にチリソースを合わせてスープを作ります。

トッピングには、エビや揚げた野菜が乗せられていて見た目にも豪華です。

お米の麺が主で、黄色い卵麺や白いうどんのような麺を選ぶ事ができるため、自分の好みの麺を選ぶといいでしょう。

エビの殻などで取った出汁で作ったスープは、かなり濃厚な味わいとなっていて麺にしっかりと絡みます。

見た目はかなり濃いように見えますが、決してくどくはなく後味はサッパリしています。

店によっては、味やトッピングに変化があり様々なバリエーションを楽しむ事ができます。

小腹が空いた時などには、屋台で簡単に食べる事ができる料理です。

ミー・ゴレン

ミーゴレンとは、インドネシアやマレーシアなどの焼きそばになります。

ミーゴレンが日本の焼きそばと異なるところは、甘めのケチャップを使用するほか、チリソースを使用して味付けをするなど様々で、エビチリに使用するソースをそのまま使用するようなイメージの味付けもあります。

またマレーシアはイスラム教の国なので食材には豚肉を使う事はなく、具材はエビや鶏肉などが使用されています。

ミーゴレンは炒め焼きそばですが、上に乗せるのは目玉焼きが多く伝統的なメニューは目玉焼きとなっています。

それからラジャと呼ばれるメニューは、何も載せる事はなくトッピングなしのメニューです。

それからバナナの葉の上に、薄焼き卵をのせているメニューもあります。

少数派らしいのですが、ナンプラーを使用したミー・ゴレンもあるらしいです。チリソースを合わせたものが生まれたり、ケチャップだったりと様々な派生があります。

まとめ

マレーシア旅行する時には、ローカルソールフードである、サテー、ナシレマ、ナシゴレンを食べてみることをおすすめいたします。

朝はナシレマ、ランチにナシゴレン、そして夕食としてサテー、この組み合わせが良いかもしれません。この3つの料理は、屋台料理であり、とっても安く食べられるのが特徴であり、しかも出来立てのおいしい料理を味わえるでしょう。

ナシレマは辛く、ナシゴレンはまずまず、そしてサテーは甘いというバラエティ豊かなマレーシア屋台料理は、味わう価値が十分にあります。

手軽に食べられるサテーや、現地の朝ごはんナシレマ、そしてバリエーション豊富なナシゴレン。どれもマレーシアらしさがギュッと詰まった料理です。

ですが、食文化が華やかなマレーシアでは多彩なメニューがまだまだあります。

近所の猫

マレーシアへ行った際には、現地でしか食べられない様々なメニューをたっぷり堪能して旅の思い出にしてください。
きっと、どれも忘れられない味になるでしょう。

現地ではあなたを待っている料理がたくさんあります。それはあなたの大きな財産になります。ぜひ、行って食べてください!

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