
台湾旅行を予定している方にとって、2025年10月から大きな変更点があります。これまで機内や空港で記入していた 紙の入国カードが完全廃止 となり、「オンライン登録のみ」 という新ルールが始まります。
この記事では、
- いつから義務化されるのか
- 登録の流れや申請期限
- 実際に旅行者が得られるメリット
- トラブル対応やよくある質問
を詳しく解説します。これから台湾へ旅行する方は、必ずチェックしておきましょう。
台湾旅行では入国カードのオンライン登録が必要に!【2025年10月から義務化】
紙の入国カード廃止の背景と理由
これまで台湾入国時には、機内で配布される「紙の入国カード」に手書きで記入するのが一般的でした。しかし、2025年10月からは完全に廃止され、オンライン登録(Taiwan Arrival Card, TWAC)だけ が有効となります。
Taiwan to Launch Mandatory Online Arrival Registration – Starting October 1, 2025. More Intuitive, More friendly And More Convenient!
- PostDate:2025-06-17 10:00
To enhance border clearance efficiency, all traditional paper-based Arrival Cards will go digital starting October 1, 2025. All incoming passengers will be required to complete the Taiwan Arrival Card (TWAC) online within three days prior to arrival. The new digital platform, launched on May 5, 2025, has received positive feedback and is expected to significantly speed up immigration clearance while reducing paper usage.
According to the National Immigration Agency (NIA), the TWAC system has been upgraded with a more intuitive, user-friendly, and efficient interface to keep up with global trends in border management and international travel. Travelers may fill out the form in either Chinese or English, with guidance available in seven languages: Chinese, English, Japanese, Korean, Thai, Vietnamese, and Indonesian. To streamline the process, the system now allows automatic data extraction from a snapshot of the passport biographic page.
For families and group travelers, one person may fill out the forms for up to 16 individuals. Email verification is mandatory, and a confirmation email will be sent upon successful registration. By scanning the traveler’s passport, pre-submitted data can be retrieved, enhancing both the speed and accuracy of immigration clearance.
Renowned for its breathtaking natural landscapes, vibrant cultural heritage, and world-class cuisine, Taiwan remains a top destination for international travelers. To ensure a smooth entry, foreign visitors are advised to complete the TWAC forms within three days before arrival. To further promote the use of TAWC, the NIA has coordinated with airlines and shipping companies to display TWAC QR codes at check-in counters at airports and seaports. Travelers who have not registered in advance may still scan the QR code and submit the TAWC form upon arrival.
台湾政府内政部の公式サイトより引用。(https://www.moi.gov.tw/english/News_Content.aspx?n=7627&s=329019&sms=9125&utm_source=chatgpt.com)
- 入国審査の効率化
紙の入国カードを審査官が1枚ずつチェックする作業がなくなり、事前にデータが登録されているため、審査がスピーディになります。 - ペーパーレス化による環境配慮
年間数百万人が記入する入国カードを廃止することで、紙資源を大幅に削減できます。SDGsの流れにも沿った施策です。 - 記入ミスの防止
手書きでは文字が読みにくかったり、誤記入が発生したりしました。オンライン登録によりデータの正確性が向上します。 - 感染症対策・データ管理の強化
パンデミック以降、渡航者の情報を事前にデジタルで把握する必要性が高まりました。オンライン化は迅速なデータ収集にもつながります。
オンライン登録が必要になる時期と対象者
「台湾旅行 入国カード オンライン 登録 必要」となるのは 2025年10月1日以降 です。それ以前は紙とオンラインの併用が可能ですが、10月からは完全にオンライン一本化されます。
- 対象者
- 台湾へ短期滞在する外国人旅行者(観光、ビジネス、親族訪問など)
- 日本人を含む査証免除国からの入国者
- 登録期限
- 台湾到着の 3日前までに 事前登録が必要
- 出発直前に思い出す人も多いですが、航空券やホテル予約と同時に済ませると安心です
- 注意点
- 登録していないと入国審査で足止めされる可能性あり
- グループ旅行の場合も一人ひとりが対象(ただしまとめ申請可能)
入国カードのオンライン化で旅行者にどんなメリットがある?
「紙がなくなると不便では?」と思う方もいますが、実際には旅行者に多くのメリットがあります。
- 日本語対応の申請画面
入力画面は日本語を含む複数言語に対応しており、英語が苦手でも安心して記入できます。 - パスポート自動読み取り機能
顔写真ページをアップロードすれば、氏名やパスポート番号などが自動入力されるので、手入力の手間が減ります。 - グループ申請に対応
最大16名まで代表者がまとめて登録できるので、家族旅行やツアー団体でも効率的です。 - 入国がスムーズになる
空港では登録済み情報がシステムに反映されているため、パスポートを提示するだけでOK。これにより入国審査の待ち時間が短縮されます。
対象外となるケース(居留証保持者など)
すべての旅行者がオンライン登録をしなければならないわけではありません。次のケースでは入国カード提出が免除されます。
- 居留証(ARC)を持つ外国人
台湾に長期滞在している人は、すでにデータベースに登録されているため対象外。 - 外交官や公務での入国者
政府関係者や公的任務で訪台する人も免除されます。 - 特別ビザ保持者
特定の居留ビザや長期滞在許可を持つ場合も申請不要です。
ただし、一般的な観光・出張旅行者は必ずオンライン登録が必要 なので注意しましょう。
台湾入国カードオンライン登録の方法と流れ
台湾旅行で必須となる「入国カードのオンライン登録(Taiwan Arrival Card:TWAC)」は、2025年10月から義務化されます。ここでは、申請期限から具体的な登録方法まで詳しく解説します。
申請期限は到着3日前まで【注意点】
台湾の入国カードオンライン登録は、台湾到着の3日前まで に完了させる必要があります。
- 早めに登録がおすすめ:航空券やホテルを予約した時点で登録しておけば安心です。
- 直前でも申請可能:システム上は到着前なら登録できますが、通信環境が悪いと入力に時間がかかるため、余裕を持つのがベスト。
- 登録内容の修正:フライト番号や宿泊先が変わった場合も、再度登録すれば自動的に最新情報が反映されます。
特に「登録し忘れた場合はどうなるの?」と不安に思う方もいますが、機内や空港でQRコードから登録できる仕組みは残されています。ただし、2025年10月以降は紙の入国カードが廃止されるため、オンライン登録が必須 であることを忘れないようにしましょう。
公式サイト(TWAC)での登録手順
台湾入国カードのオンライン登録は、台湾国家移民署が運営する 公式サイト「TWAC(Taiwan Arrival Card)」https://twac.immigration.gov.tw/から行います。
登録手順はシンプルで、以下の流れです。
- 公式サイトへアクセス
- 「Taiwan Arrival Card」で検索、または台湾国家移民署の公式サイトから直接アクセス。
- 偽サイトも存在するため、必ず正規のURLを利用しましょう。
- 言語を選択
- 日本語を含む多言語に対応。初めての人は日本語を選択すると安心です。
- 必要情報を入力
- 氏名(パスポートと同じ表記)
- パスポート番号
- 生年月日・国籍
- フライト情報(便名、到着日)
- 宿泊先住所(ホテル名などを英語で)
- 入力内容を確認・送信
- 入力後に確認画面が表示されるので、誤りがないかチェックして送信。
- 登録完了メールを受け取る
- 入力後すぐに確認メールが届きます。入国時に提示する必要はなく、システムに自動反映されます。
登録注意事項
- 毎回入国審査を受ける前までにすべての登録を完成してください。
- すべての項目は正確に、且つ詳しく登録すること。記入漏れや入力間違いがあれば、登録ページをもう一度開き、再度登録し直した後、再送信してください。
- 英語氏名の欄はローマ字とスーペスしか入力できません。それ以外の記号は使用しないでください。
- 中国語で入力する内容があれば、正体字(繁体字)で入力してください。
- 登録完了後、ご登録のメールアドレスに確認のメッセージが自動送信されます。メールアドレスを正確に入力するようもう一度ご確認願います。入国審査の時、確認のメッセージメールを提示してもらう場合があります。
公式サイト「TWAC(Taiwan Arrival Card)」(https://twac.immigration.gov.tw/faq)より引用
日本語対応やパスポート自動入力機能について
台湾入国カードのオンライン登録には、旅行者に優しい便利な機能があります。
- 日本語対応
入力画面が日本語表示に切り替えられるため、英語が苦手な方でも安心して申請できます。 - パスポート自動読み取り機能
パスポートの顔写真ページをスマートフォンやPCでアップロードすると、氏名・パスポート番号・生年月日などが自動入力されます。
→ 手動入力の手間や誤入力を防げるので、とても便利です。 - 入力途中での保存は不可
途中で保存する機能はないため、一気に最後まで入力できるように必要情報を手元に準備してから申請しましょう。
グループ申請や家族でのまとめ登録の方法
台湾の入国カードオンライン登録(TWAC)では、グループ申請機能 が用意されています。
- まとめ申請可能人数:最大16名まで
- 代表者が一括申請:家族旅行や友人グループなら、代表者が全員分の情報を入力して登録できます。
- 入力項目:氏名、パスポート番号、フライト情報、宿泊先などをメンバーごとに追加
メリットは、全員が個別に申請する手間を省けること。特に小さな子どもを連れた家族旅行やツアー団体にとって非常に便利です。
ただし、代表者が入力した情報に間違いがあると全員の入国に影響する可能性があるため、必ず正確に入力しましょう。
よくある質問とトラブル対応【台湾入国カードオンライン登録】
オンライン登録と検索する方の多くは、実際の申請や入国時にどんなトラブルが起きるのかを心配しています。ここでは、よくある質問や失敗しがちなケース、その対応方法をまとめました。
もし登録を忘れたらどうなる?
2025年10月以降、台湾入国カードはオンライン登録が必須となります。もし登録を忘れてしまった場合、入国審査で足止めされる可能性があります。
- 入国できないわけではない
現地で案内される専用端末やQRコードから、その場でオンライン登録が可能です。 - ただし時間がかかる
入国審査場で登録作業を行うことになり、混雑時には30分以上待たされることも考えられます。 - 推奨される対応
出発前に必ずオンライン申請を済ませておくこと。航空券やホテル予約のタイミングで一緒に行うのがベストです。
「忘れても現地でできる」と安心するのではなく、旅行をスムーズに楽しむためには事前登録が鉄則です。
機内や空港で登録できるケースはある?
はい、機内や台湾の空港でもオンライン登録を行うことは可能です。
- 機内での案内
一部の航空会社では、機内Wi-FiやQRコードを使って入国カード登録サイト(TWAC)にアクセスできるよう案内しています。 - 空港での専用端末
台湾到着後、入国審査エリアに設置されている端末やQRコードからも登録可能。 - 注意点
空港のWi-Fiが混雑していると接続に時間がかかる場合があります。長蛇の列に並ぶ前に済ませておくのが理想です。
旅行を快適に始めるためには「機内や空港で登録できるから大丈夫」ではなく、やはり 出発前の事前登録が最善策 です。
登録確認メールが届かないときの対処法
オンライン登録を済ませると、通常はすぐに確認メールが送られてきます。しかし、まれに届かないケースがあります。
- 迷惑メールフォルダを確認
GmailやYahooメールでは、自動送信メールが迷惑メール扱いになることがあります。 - 入力したメールアドレスを再確認
スペルミスや入力間違いで届かないことも多いです。 - 再登録する
確認メールがなくてもシステムには反映されている場合がほとんどですが、不安な場合は再度登録しても問題ありません。
実際の入国審査では「確認メールの提示は不要」で、システムに情報が登録されていれば入国可能です。
入国審査をスムーズに通過するコツ
台湾旅行でストレスなく入国審査を通過するためのコツをまとめます。問題がなければパスポートの提示だけで入国が出来ます。
- オンライン登録は必ず事前に済ませる
到着3日前までに完了させておくことで安心です。 - パスポートと登録内容を一致させる
名前のスペルや番号の入力ミスは審査でエラーにつながるので要注意。 - 登録メールは保存しておく
提示は不要ですが、万一の確認用にスクリーンショットを保存しておくと安心。 - 審査レーン選びに注意
台湾では自動化ゲートが利用できることもあるので、事前に利用条件を確認しておきましょう。
まとめ:台湾旅行前に必ずオンライン登録を済ませよう
2025年10月から台湾旅行では 入国カードのオンライン登録が必須 になります。
- 紙のカードは廃止
- 到着3日前までにTWAC公式サイトで申請
- 日本語対応やパスポート自動入力で便利
- 忘れても現地で登録可能だが時間がかかる
オンライン登録という新ルールを理解して、余裕を持って事前準備をすれば、入国審査もスムーズに通過できます。これから台湾へ旅行する方は、必ず事前にオンライン登録を済ませて、安全で快適な旅を楽しみましょう。


