マレーシアの持ち込み禁止製品

海外旅行に行く時には、必要な物はできるだけ持っていきたいものです。ですが、荷物の中身には気をつけなくてはなりません。国によっては、持ち込んではいけない物もあるのです。

マレーシアでも、持ち込み禁止製品がいくつかあります。なかには、意外な物もあり日本人にとっては驚く事もあるかもしれません。

そこで、ここではマレーシアで持ち込み禁止とされている製品について詳しく解説します。

旅行に行く前には、必ずチェックしておきましょう。

目次

麻薬の持ち込み禁止

マレーシアでは、麻薬の持ち込みは禁止されています。たとえ、旅行者であったとしても麻薬を持ち込めば無期懲役などの極刑を受ける事になってしまいます

日本でも、もちろん麻薬を所持していれば罪になります。ですが、マレーシアほど厳しくはありません。初犯であれば、執行猶予付きの判決がくだされます。

しかし、マレーシアはそうではないのです。初犯であったとしても重罪となってしまうのです。

もちろん。多くの日本人は麻薬を所持してはいないため、問題はありません。ですが、知らず知らずのうちに麻薬の運び屋となってしまう可能性もあるのです。

たとえば、マレーシアの人への荷物を預かった場合などに中に何が入っているのかはわかりません。万が一、麻薬が少量でも入っていたら、それだけで立派な犯罪なのです。知らなかったという言い訳は、マレーシアでは通用しないのです。

マレーシアへ旅行に行く際には、人から荷物を預からないようにする事が大切です。

コーランのプリントされた製品もち込み禁止

マレーシアには、コーランがプリントされた製品の持ち込みは禁止となっています。

日本人にとっては、あまり馴染みのないコーランですが、マレーシアの人々にとってはとても重要なものなのです。

コーランというのは、預言者ムハンマドが神様から聞いた言葉を書き記した聖典の事でイスラム教の基礎とも言えます。

そして、コーランを粗末に扱う事は神様への冒涜にも等しいとも言われています。そのため、コーランを気軽にプリントした製品は許されないものなのです。

アラビア語で書かれたコーランは、日本人からするとエキゾチックでとても美しいデザインに感じます。ですが、軽々しく扱ってはならないものでもあるのです。

いっときの好奇心で、コーランがプリントされた製品をマレーシアに持ち込むと大騒ぎになってしまいます。くれぐれも気をつけましょう。

コーランは、イスラム教を振興するマレージア人にとっては神様の教えそのものだと考えておく事が大切です。

土も持ち込み禁止

国内旅行では、土を持ち込んだからといって問題にはなりません。知人への贈り物として、観葉植物を持参しようなんて考える人もいますよね。ですが、マレーシアでは土を持ち込む事はかなり危険なため注意しましょう。

その理由は、生態系を崩す恐れがあるからです。

熱帯地域であるマレーシアは、貴重な動植物がたくさんいます。鮮やかな花が咲き乱れる様子は、まさに楽園という言葉がピッタリです。

特に、ボルネオ島は未知なる植物や昆虫が多くいると言われています。そのため、旅行者は慎重にならなければいけないのです。他国の土が紛れ込んでしまっては、そのバランスが崩れてしまい、貴重な植物や昆虫が暮らしていけなくなります。

たかが土を持ち込んだぐらいでと考える人もいるでしょう。ですが、土には病害虫が潜んでいる場合もありますし、植物の種子が混ざり込んでいる可能性もあります。

たとえば、荷物の中にわずかに土が付着している場合でも厳しく取締を受ける事も考えられます。

まとめ

持ち込み禁止製品を所持したままマレーシアに入国してしまった場合は、思わぬ重罪に繋がる場合もありますし、国内に入れない可能性もあります。自分が意図していなかったとしても、持ち込めば罪になってしまいます。

また、マレーシア人にとって大切なコーランをプリントしたり、土を持ち込んで生態系を崩すような事も避けましょう。

近所の猫

マレーシアへ行く時には、荷物に問題がないかどうかを慎重に調べてから出発するようにしましょう。

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