海外SIMを使ってみよう

ドキドキ、ワクワクする海外旅行。

でも、今使っているスマホがちょっと心配と言う方も多いのではないでしょうか?

・目的地を探すのに、MAPを使いたい。
・空港やホテルでの待ち時間に、動画やドラマを視聴したい。
・日本と同様に、電話やLINEを使いたい。
・でも、法外な通信料を請求されたらどうしょう。

そんな不安を解消する手段の一つとして、海外SIMがあります。

一口に海外SIMと言っても、渡航先や使用方法によって色々な種類がある為、わかりやすく解説していきたいと思います。

海外SIMの電話番号はどうなる？

海外SIMを使う場合の注意点として、日本で使ってる電話番号は使えないという点があります。

これは電話番号等の重要なデータを保管しているSIMカード自体を、差し替えて使用するからです。

したがって現地から発信した場合、相手の電話には海外SIMの電話番号が表示されます。

現地でホテルとかに予約の確認等で使用する場合は問題ないと思いますが、日本の知り合いと連絡を取る際には、
あらかじめ番号を知らせておき、発信も着信も現地のSIM番号でのやり取りになる旨を伝えておきましょう。

同様に、電話番号でやり取りするショートメッセージも番号が変更になるので注意が必要です。

LINEに関しては、日本で使っているスマホをそのまま海外で使用する分には、海外SIMに差し替えた後でも、従来のアカウントで使用できます。

メッセージもLINE通話も日本と同様に使え、帰国後に日本のSIMカードに戻しても問題ありません。

ただし、現地でSIMフリーのスマホを購入して使う場合には、新たにアカウントの設定が必要になります。

海外SIMの準備

SIMフリーのスマホの準備

海外SIMを使って電話をするには、まずSIMフリーのスマホが必要になります。

世界では、SIMフリーのスマホはスタンダートですが、日本の4大キャリアは他社での使用を制限する為に、SIMロックを掛けているのが通常です。

SIMロック解除の手順、費用に関しては各キャリア毎に違いがあるので、出発前に問い合わせてロックの解除をしておきましょう。

もしくは、SIMフリーのスマホを新たに購入という手もあります。

2021年10月1日以降に購入したスマホは、SIMフリーで手に入りますが、一応確認しましょう。

海外SIMカードの用意

一口に海外SIMカードと言っても、色々な種類の物が存在します。

SIMカードの種類

・データ通信専用
・通話専用
・データ通信＋通話用

データ通信＋通話用を選んでおけば問題はないでしょう。調べものをするときにはデータ通信を使いますし、警察、病院、大使館等に連絡するときに通話用が必要になります。

SIMカードの大きさ

・ナノSIM
・マイクロSIM
・標準SIM

SIMカードの大きさも気を付けなければいけません。自分のスマホがどの大きさのSIMカードか調べておきましょう。

コストを抑えることが出来るのがメリットですが、設定が面倒なのがデメリットですね。

滞在先、使用期間、データ容量、支払方法等　自分の使用目的に合った物を選択しましょう。

現地では空港内のショップなどで取り扱っていますが、営業時間には注意しましょう。

また、海外SIMカードは多少割高になりますが、国内でも買う事が出来ます。

渡航先での購入は心配と言う方は、出発前に日本で買っておけば安心です。

SIMカードの差し替え

購入したSIMカードの差し替えには、SIMトレイの穴にピンを差して取り出します。ピンはスマホ購入時に付いてきますが、なくした場合はクリップなどでも代用できます。

最後にSIMカードを差し替えたら、初期設定を行います。

初期設定はAPN設定という何だか難しそうな名称ですが、現地のアクセスポイントを設定するだけです。

ですが、iPhoneとAndroidでは設定方法が違います。取り扱うSIMカードによっても違ってきますので、マニュアルを読んで設定をしましょう。

通常2～3分で設定できますが、現地で購入するのであれば、現地のショップのスタッフにお願いするのも良いでしょう。



これで準備OKです。

日本同様に、海外SIMで通話やネットが使えます。

海外SIMのおすすめの会社

おすすめ海外SIM会社

IIJmio「海外トラベルSIM」

　初期費用：3,000円　データ容量500MB：3,850円

　世界42ケ国で使用可能で、日本語サポートもあるプペイドSIMです。

　データ容量は500MB、有効期限は14日間で、音声通話あり・なしが選べます。

アメリカ限定なら、「ハナセル」

　初期費用：＄9～　利用料金：月額＄9.99～

　安心の日本語カスタマーサービスと、豊富な料金プラン。

　プランに有効期限が無いため、長期滞在にもおすすめです。

AIS「SIM2Fly」

　参考価格：3,780円

　グローバル対応SIMと、アジア対応SIMが選択可能です。

　SIMカードを抜き差しせずにそのままの各国で使えるので、ヨーロッパやアジア周遊の旅に便利です。

　有効期間は15日間で、データ容量は4GBになります。

「Three」

　イギリスの通信業者「Three」の販売している海外SIMカードです。

　1GB/30日のカードが950円～など、リーズナブルなのが特徴です。

まとめ

以前は、携帯電話を海外で使用する場合は、キャリアの国際ローミングしか選択肢がありませんでした。

その為、帰国後に法外な通信料を請求されたり、思う様に現地で携帯電話を使えなかったりしましたが、スマホの普及や、規制の緩和により色々な通信手段が選べね様になり、よりリーズナブルな価格で使用できる状況になってきました。

その中でも、海外SIMはキャリヤのローミングサービスに比べ料金も安く、またレンタルWifiの様にスマホとは別に端末を持ち歩く必要も無く、非常に便利で有効な手段だと思います。