タイだと大変なことになる日本人の行動

一年を通じて気候も温暖で過ごしやすく、美味しいタイ料理もある事から、日本人に人気のタイ王国。

プーケットやパタヤなど有名ビーチリゾートもあり、一度は訪れたいと思う人も多いはず。

敬謙な仏教徒が多く、その穏やかな気質から「ほほ笑みの国」とも言われ、あまりタイ人とのトラブルは想像できませんが、日本とは習慣や風土が違う面もあり、日本人の感覚で行動すると大変なことになる場合もあります。

今回、タイで特に注意すべき点をまとめてみましたので、紹介したいと思います。

目次

タイでは王室への批判をしてはいけない

タイでは、王室の批判をするのはタブーだとされています。

タイの国民は、昔から王族に対して強い尊敬の念を抱いています。

不敬罪といって、王室を侮辱した場合には3年以上15年以下の禁固刑を課せられる場合もあります。場合によっては、更に長い刑罰だってあり得るのです。

これは、国民だけではなく、海外からの旅行者にも適用されます。

そもそもこれは「国家の安全に関する罪」であるとタイの刑法において明白に記されているうえ、先に述べた量刑は1件あたりのものなのです。

1件だけでも日本の刑法における窃盗や強制わいせつの量刑より重いものですが、もしこれが複数件立件されたならどうなるかは言うまでもないでしょう。

ちなみに2021年には、元公務員の60代女性に対し不敬罪で禁錮43年6か月の判決が言い渡されるというケースがありました。

なお、これは自ら罪を認めたことによる減刑が適用され、刑期が半分になった後での判決なので、本来の刑期は87年ということになります。

もしもこんなことになったなら、一生をタイの刑務所で過ごすことになるでしょう。

さらに、スイス人の旅行者が国王のポスターに黒いスプレーを吹きかけるという行為を行い、逮捕されるというケースもありました。

政治や王室を批判する事は、多くの国では問題にならないためつい忘れてしまう人もいるでしょう。

ですが、タイではうっかり口を滑らせた事で取り返しのつかない事態に陥る事もあるのです。

タイの王室では、スキャンダルが起きたりなど外国人からすると納得できない事も多々あります。国民の事を思えば、つい文句を言いたくもなります。

加えて、この法律はネット上の書き込みにも適用されます。

また法の適用範囲も曖昧であり、恣意的に運用されていると批判されることさえしばしば。

よって王室や王族を批判することはもちろん、そのような意図があると少しでも取られる行動は厳に慎まなければなりません。

タイの宗教施設などでは過度な露出はしてはいけない

政教分離の原則(政治と宗教は互いに干渉すべきではないという原則)が定められている日本と違い、タイでは政治にも生活にも仏教が深く根付いています。

ゆえに仏教の考え方や僧侶、寺院などを尊重することはタイでは非常に大切なことです。

それゆえ仏教の考え方から来るマナーやタブーといったものも数多くあり、タイの宗教施設などでは過度な露出はしてはいけない、というのもその1つになります。

具体的には、少なくとも肩とひざがきちんと隠れる服装を選びましょう。

ノースリーブや短パン、タンクトップといったものは論外です。

またサンダルも禁止されていると考えて良いでしょう。

基本的には、寺院などでは肌を余計に露出させないと考えると安全です。

男性の場合は長袖のシャツや長ズボン、女性の場合はストールなどを用意しておくと良いでしょう。

また、肌の露出が少ないものであっても派手な柄のものや身体のラインが出てしまうようなものはNG。

服装が不適切なものである場合には係員に止められることもありますから、服装にはくれぐれもご注意ください。

タイは子供の頭をなでてはいけない

タイでは古くから頭はクワンと言う名の「精霊が宿る場所」と言われており、特に神聖な場所とされています。

クワンは動物や植物に住み着いて、疫病や災い事から身を守ってくれると言われていますが、人間の場合は頭に、それもつむじの付近にいるとされています。

しかしクワンはずっと居続けるのではなく、何かの拍子に出て行ってしまう事があり、もし居なくなってしまうと、その人に不幸が襲いかかるという言い伝えから、クワンを払いのける恐れのある、頭をなでるという行為を嫌うとされています。

ですが、実際 近年のタイで本当に子供の頭をなでただけで、親や周りの人がすっ飛んできて怒られるかと言うと、必ずしもそうではないと思います。

私も何度かタイで、観光客が物売りの子供の頭をなでている光景を見かけた事がありますが、特に問題になるような事態にはなりませんでした。

なので、あまり神経質なならずに、そういう風習があるのでなるべく不用意に頭に触らない様にする。

そういう認識で行動すれば良いと思います。

タイではハンカチをプレゼントしてはいけない

漢字で表すと「手巾(てぎれ)」と書くハンカチは、中国や日本でもお別れの挨拶と言われ、恋人に送るとそのカップルは別れるとも言われています。

実際 私も過去にパートナーにハンカチをプレゼントして、大失敗した苦い経験があります。

タイでも似たような感覚で「ハンカチは涙を拭くための物」という事から、おわかれ⇒もう一生会えない、と言うキーワードを連想させる為、プレゼントしには向かないとされています。

その為、どうしてもハンカチを送りたい場合は、用意したハンカチを相手に買ってもらうという方法もあるらしいです。

買ってもらうと言ってもそんなに高い金額では無く、1バーツとかでも良いらしいです。

とにかくプレゼントするのでは無く、少額でもお金を貰って買ってもらったと言う事にすればOKと言う、何ともタイらしい「マイペンライ」的な発想ですね。

余談ですが「割れたら関係が終わり」という理由で、タイでは「ガラス製品」もあまりプレゼントには向かないらしいです。

タイでは人にキレてはいけない

日本人は世界の中でも、人を注意する事が好きな人種と言われています。

これは、個人より社会全体の秩序を重んじる風習がある為だとも言われています。

なので、朝礼とかミーティグとか、割と人前で褒めたり叱ったりしていますよね。

しかし、タイ人はその穏やかな印象とは裏腹に、プライドの高い個人主義的な考えの人が多い為、人に注意される事を非常に嫌います。

全体より個人の都合が優先されるマイペースな社会の住民な為、他人の都合を押し付けられるのが大嫌いなのです。

注意されるだけでも嫌なのに、ましてキレられたりしたら大変な事になります。

また、タイ人は人前で怒られる事も非常に嫌がりますので、例え子供の前とかでも人前では怒らない様にしましょう。

もし、どうしても怒る必要がある場合には、人目の無い所で優しく諭すようにしましょう。

日本人の感覚と違い、日頃から人前で怒られる事に慣れていない為、いきなり怒られパニックになると、自殺や殺人事件などと言う物騒な事態にもなり兼ねないので、十分注意が必要です。

タイの食事で麺類をすすって食べてはいけない

タイでは、美味しそうな麺料理もたくさんあります。ラーメンやうどんが大好きな日本人としては、ついついズルズルと音を立ててすすってしまいたくなります。

ですが、タイではかなりのマナー違反。もし、麺をすすって食べたらたちまち下品な人というレッテルを貼られてしまいます。

では、どうやって麺料理を食べたらいいのでしょうか。

・右手に箸、左手にスプーンを持ちます。
・スプーンの上に麺を少しだけ乗せます。
・そのまま口の中へと入れるだけです。

日頃からズルズル食べていた人にとっては、やや面倒と感じるかもしれませんがしっかり守りましょう。

実は、麺をすする文化がある国は少数なのです。

万が一、店の中で麺をズルズルすすって食べては、一気に視線が集中してしまい恥ずかしい思いをしてしまいます。

これでは、落ち着いて夕食を食べる事もできませんよね。

麺料理を食べる時には、音が出ないように気をつけて静かに食べるようにしましょう。

もっと言えば、食器を持ち上げたり、器に口を付けたりするのもマナー違反。面倒でもレンゲを使いましょう。

タイの食事ではかじりついて食べてはいけない

大きな肉や魚が出てきたら、ついそのままかじりつきたくなりますよね。

その方が美味しく感じられますし、何よりも便利です。

タイではこの行為はマナー違反。

絶対にしてはいけません。

タイでこういった食べ方をすると、下品な食べ方をしていると見られてしまいその後は食事がしにくくなってしまいます。

どれだけ肉や魚が小さかったとしても、スプーンやフォークを使って丁寧に肉だけを食べるようにしましょう。

一口で食べられる大きさを意識して、噛みちぎるというような行為は避けるようにします。

ではどうやって大きなものを食べるのかというと、スプーンやフォークで切り分けて食べます。

右利きの人の場合、右手にスプーン、左手にフォークを持ち、切りたいものをフォークで押さえながら横にしたスプーンで切って食べるのです。

左利きの人の場合はこの逆になります。

また、タイではフォークで食べ物を刺してはいけません。

フォークはスプーンに食べ物を寄せるものであって、食べ物を口に運ぶのはスプーンの役目なのです。

なお、ナイフはあまり使われません。これはタイでは肉食があまり根付かなかったことが関係していると言われています。

この時に、カチャカチャ音を立てるのもよくはありません。

日本人にとっては、スプーンやフォークを使って肉や魚を食べる事は慣れない行為のためすぐはうまくできない可能性もあります。

これでは、せっかくの美味しい料理もきちんと味わう事ができません。

タイに行く事が決まったのなら、事前に肉や魚をフォークやスプーンで食べる練習をしておくのもいいでしょう。

ちなみに、こういったルールがあっても多くの人はハンバーガーにはかじりついているようです。一方、フライドチキンに関してはかぶりつくのは不作法だと感じる人が多いのだとか。

どうしてそのようになっているのかは分かりませんが、迷う事があったならとりあえずスプーンとフォークで食べるのが良いでしょう。

まとめ

日本でも、その土地土地で文化や風習が異なり、色々な言い伝えもあると思います。

近年タイは驚異的な経済発展を遂げ、特に首都バンコクは東京を凌ぐ程の大都会になり、そこに済む人種も多種多様になり、生活様式も変わりつつあると思います。

しかし、その国に根付いた文化や風習は、人や地方によっては受け継がれている物もあるので、無用なトラブルを防止する為にも、最低限必要な情報を理解した上で行動する事は大切な事だと思います。

KKdayで世界のオプショナルツアーを探そう!
どこに行ってもいいんです。
便利でストレスフリーな体験をお楽しみください。
目次