海外旅行に欠かせないのが、パスポートです。パスポートは、身分を証明してくれるもので持っていなければ出入国の手続きをする事さえできません。
ですが、具体的にどのようにしたらパスポートを取得できるのが知っているという人は意外と少ないものです。これでは、海外旅行には行けませんよね。
ここでは、パスポートの取得方法や種類、更には有料か無料かなどについて詳しく解説します。
これさえ知っておけば、いつでも海外旅行に行く準備ができます。
日本のパスポートはどこで取れる?
旅行会社とか、市役所のほか住民票を受け付ける地域に存在する窓口などで日本のパスポートを取得できます。
パスポートを取得するには、必要な書類を手に入れなくてはなりません。
まずは、一般旅券発給申請書です。手書き書式のものもあれば、ダウンロード申請書もあるので用意しておきましょう。手書き申請書なら、パスポート申請窓口で用意できますし、ダウンロード申請書だったら外務省のサイトからダウンロード可能です。そこに、名前や生年月日、更には渡航先などを記載します。
それから、戸籍謄本または戸籍抄本が必要です。いずれも、申請日前より半年以内に発行されたものが必要です。また、パスポート用の顔写真も準備しておきましょう。
そして、住民登録をしていない単身赴任先や就学先でパスポートを申請する場合は住民票の写しが必要です。
全ての書類が揃ったら、本人確認書類と一緒に各都道府県のパスポートセンター申請窓口に提出しましょう。
ただし、未成年者の場合は申請書の裏面に法定代理人が署名する事も必要です。保護者または後見人がサインするようにしましょう。
また、代理人が申請を出すことも可能す。代理人が申請を出してから、受け取りのみ本人がいくという方向であれば、本人が受け取り可能です。
これで、パスポートの申請は終了です。
注意することもあります。日本人の方が外国籍のパスポートを取得した場合、日本国籍のパスポートの取得ができなくなる点です。
日本は基本二重国籍を認めていません。世界から見れば少数派のようです。
日本のパスポートの種類
パスポートというと、1種類しかないと考えている人もいますが、実は数種類もあるのです。
紺色、赤色
一般旅券のパスポートは、有効期限が違う2種類のタイプがあります。紺色のものは5年用。そして、赤色のものは10年用です。なぜ、5年と10年と違うのかというとそこには年齢が関係しています。未成年の場合は、成長し顔立ちも変わってくるため5年用のパスポートです。成人になれば、自分で5年用か10年用か選べます。
緑色
また、公務員や国会議員、青年海外協力隊の隊員の場合は緑色のパスポートが発行されます。「OFFICIAL PASSPORT」と表記され公用旅券となります。空港でもあまり見かけないですね。
濃茶
更に、皇族や大臣、外交官やその家族は外交旅券の濃茶のパスポートとなり、「DIPLOMATIC PASSPORT」と表記されます。私は見たことがないですね。
茶色
また、紛失や盗難、旅券作成機などの故障が原因ですぐにはパスポートが作成できないという状況もありえます。そんな時には、普通のパスポートとは違うタイプが用意されます。緊急にパスポートが必要な場合は、茶色の緊急旅券が発行されるのです。「EMERGENCY PASSPORT」と記載されます。有効期限は1年です。
それぞれの色を覚えておくと、どの種類なのかがすぐにわかります。
日本のパスポートは有料?無料?
パスポートは無料で作成できると考えている人がいますが、実はそうではありません。パスポートを申請する時には、手数料が必要なのです。そして、パスポートの種類によって手数料も変わってくるため注意が必要です。
5年間有効なパスポートだったら、都道府県収入証紙が2,000円で、収入印紙が9,000円なので合わせて11,000円かかります。ですが、未成年で更に12歳未満の場合は収入印紙は4,000円と減額されています。
また、10年間有効なパスポートの場合は金額が違うので注意が必要です。
都道府県収入証紙が2,000円で収入印紙が14,000円かかります。そのため、合計金額も16,000円必要になります。 そして、なかにはクレジットカードで支払いしたいと考えている人もいるでしょう。ですが、現金払いのところがほとんどなので注意が必要です。そのため、パスポートを申請したいと考えたら、1度各都道府県にあるパスポートセンターに問い合わせをしてから申請をするといいでしょう。
その他、戸籍謄本や戸籍抄本もいります。1通450円です。
- 戸籍謄本は戸籍に入っている人全員。
- 戸籍抄本は謄本の1個人。
自分しか申請しない場合は抄本で十分です。いくら公的機関に出すとはいえ、不用意に情報は出さないほうがいいです。
さらに、戸籍謄本や戸籍抄本は本籍のおいてある役所で請求することになります。親に聞くか住民票で調べてみるといいでしょう。住民票の場合は本籍地の欄にチェックを忘れないように。
今住んでいる所と本籍地が違う場合は、直接取りに行くか郵送してもらいましょう。本籍地は市町村単位で管理されています。
まとめ
パスポートがなくては、海外へ渡航できません。申請する時には、必要な書類と手数料を持って窓口へと行きましょう。パスポートは、種類によって手数料も違うため事前にしっかりと金額などを確認しておく事が大切です。
そして、海外でパスポートを紛失した場合には帰国がとても難しくなります。また、盗まれたパスポートが犯罪に利用されるというケースもあります。海外旅行に行った際には、パスポートをしっかり管理しておくようにしましょう。
パスポートを取得したら、一応内容を確認しておきましょう。
なくさないようにね!