海外旅行の知識!ビザとは?

日本のパスポートは信用性が高く、ほとんどの国でビザなしでも渡航が可能です。ですが、特定の国や地域によってはビザの申請が必要だったり、ビザなしでの入国ができても、ある一定の期間を超える長期の滞在の場合にはビザが必要になります。

海外旅行に行く時には、ビザを取得する事が必要です。ですが、そもそもビザとはなんでしょう?海外旅行にはパスポートを持っていくのに、なぜビザが必要なのでしょう?それに、どこでビザは取得できるのでしょう?

意外と、ビザについて知らない人はたくさんいます。ですが、これでは海外旅行には行けません。

ここでは、ビザについての疑問を詳しく解説します。

ビザについて知っておけば、いつでも海外へ出発できますし、困る事はありません。

目次

そもそもビザって何?

ビザとは、身元を証明するものです。入国許可書や審証とも言われています。このビザは、誰もが取得できるわけではありません。ビザの発行には、身元審査が行われます。これは、自国の安全を守るためです。たとえば、過去に犯罪を犯した人などはビザの取得ができません。つまり、ビザというのは国が入国してもいい安全な人だという事を証明してくれるためのものなのです。

そして、ビザというのは1種類ではありません。

たとえば、観光だったら観光ビザが必要ですし仕事をするのが目的ならば就労ビザ、長期にわたり滞在するためのレジデンスビザ、大学など学業のための留学ビザなどがなければ許可されません。

また、観光や就労とは違う目的の場合は特定活動ビザが必要になります。

もし、目的以外のビザを申請した場合は罪に問われる事もあるため注意しましょう。

このビザの種類に関しては、入国する国によって呼称などが違う場合があります。海外旅行に行く時には、ビザの種類について事前に調べておいて目的に合わせたビザを取得するようにしましょう。

とはいえ、日本人が持つパスポートは信頼性が高く、日本人であるがゆえに、ほとんどの国でビザを免除されていて、30日や45日、また90日までであれば、ビザなしで入国することが可能です。海外旅行であれば、ビザはほとんど必要ありませんが、長期滞在となると、こうしたビザ申請が必要になってきます。

ビザとパスポートの違いは?

海外旅行には、パスポートが必要です。パスポートは、自分の身元を証明するために所持しています。ですが、それならビザは不必要なはずです。実は、ビザとパスポートには違いがあるのです。

パスポートというのは、国外を渡航する人の国籍や身分を証明するための旅券です。そして、ビザは渡航先の国への入国許可証です。

つまり、それで財布やスマホを忘れることがあっても、パスポートを持っていれば日本を出る事はできます。

ですが、ビザがなくては目的の国に入る事はできないのです。そして、発行先も違います。パスポートの場合は、自国で発行してもらいますが、ビザは渡航先の国で発行してもらいます。

だからといって、全ての人がビザがなければ入国できないわけではありません。それは、短期間の旅行の場合です。短期間だったらビザは必要ないという国もあります。それは、日本との交流が盛んな国の場合です。そういった国とは、日本は締結を結んでいるためスムーズに入国できます。

ビザを発行してもらうためには、パスポートが必要ですので、まずは自分の国でパスポートを発行してもらうことが、海外旅行では必須です。

どの国がビザ不要なのかは、外務省のHPなどで確認しておくといいでしょう。

ビザの取得方法

短期の滞在のみという場合であれば、渡航先の空港に到着してからビザ申請のための用紙に記入し、そのための必要な費用の支払いをすればすぐに発行されることがほとんどです。

長期である程度の期間滞在する場合でビザの申請をするには、事前に渡航先の大使館(その多くは東京に集中しています)や領事館へ行く必要があります。その大使館の中にある査証課に行き、申請することになります。

ビザの申請書とパスポート、更に証明写真と手数料が必要になります。そして、ビザというのは申請したからといってすぐに貰えるものではありません。国によって違いがありますが、なかには1ヶ月ほどかかる国もあります。国によっては、直接大使館や領事館に行かなくてもオンラインで申請できるケースもあるため問い合わせをしておくと便利です。

海外へ行く事が決まったら、ビザの発行期間などについて事前に確かめて早めに申請しておくといいでしょう。

渡航先の正確な情報をしっかりと得、ビザが必要なのか、もしそれが必要であれば、どこに行けば取得できるのか、空港ですぐに発行されるのか、大使館に行く必要があるのかをチェックすべきです。

そして、ビザというのは1回取ればそれでいいというわけではありません。基本的に、ビザというのは1回の入国のみ有効です。何回も使いまわしはできません。

そして、ビザには有効期限もあります。発行されてから3ヶ月間たつと、有効期限は切れてしまうのです。早めにビザを申請していても、有効期限が切れてしまっては意味がありません。事前に計画の確認をしておきましょう。

まとめ

海外へは、パスポートがなくてはいけません。ですが、パスポートだけでは渡航先へ入国できないのです。

ビザは、自分の身元が安全であるかを証明するためにとても重要です。このビザがある事で入国は許可されるのです。ですが、すぐに手元に届くわけではありません。海外へ行く前には、余裕を持って申請しておくといいでしょう。また、日本と締結している国の場合はビザが必要ない国もあります。

近所の猫

事前に確認しておくと、スムーズな旅行が実現できます。

目次